ロシア株式市場、4日続落
幅広く利益確定売りが広がるものの、MICEX指数は終値で1800を死守
23日のロシア株式市場は4日続落した。米公開市場委員会(FOMC)の会合を前に利益確定売りが広がり、MICEX指数は一時節目の1800を割り込んだ。原油価格が上昇しても、ガスプロム(GAZP)、ルクオイル(LKOH)、ロスネフチ(ROSN)といった主力のエネルギー関連は上値が重く、逆に下落に転じたことで、相場全体に調整色が強まった。MICEX指数は前日比1.54%安の1800.99とかろうじて節目の1800を死守、RTS指数は1.78%安の2342.39で取引を終えた。
先週末から、急上昇していた電力株にも利益確定売りが膨らみ、大幅下落となった。中心銘柄と見られていたモスエネルゴ(MSNG)が、終日取引停止となったことも、利益確定売りに拍車をかけた。24日に取引再開となるが、同社株の動向は相場の波乱要因となろう。
米国株、ほぼ横ばい
原油価格上昇で石油株が上昇する一方、金融・消費関連株は下落
NY株式市場は、ほぼ横ばい。25日の連邦公開市場委員会(FOMC)による金融政策発表を控え薄商いの中、証券大手ゴールドマン・サックス(GS)が信用悪化は2009年まで続くとの見解を示し、またインフレ加速が消費者需要を損なうと述べ、金融株と消費関連株を売り銘柄に指定したことで金融株と消費関連株が売りに押された。一方原油価格上昇を受け、石油株が買われたことで、市場全体ではほぼ横ばいとなった。ダウ工業株平均は前日比0.003%安の11842.36で取引を終えた。
債券市場では、国債入札とFOMCを控え、短期債中心に売られ、金利は上昇した。先物市場での6月25日のFOMC会合で政策金利が据え置かれる、との見方は90%と、大方は政策変更見送りを予想している。
為替市場では、ドイツのIfo経済研究所が発表した6月の企業景況感指数とユーロ圏サービス業景気指数と製造業景気指数がすべて市場予想以上に悪化したことで、来週の政策決定会合での欧州中央銀行(ECB)による利上げ観測が後退し、ユーロが対ドルで売られた。
ニューヨーク原油先物は続伸、産油国・消費国会議でのサウジ増産は織込み済み
ニューヨーク原油先物は、続伸。産油国・消費国会議(ジッタ会議)でサウジ・アラビアによる増産は、市場の想定内ということで、石油価格上昇に歯止めはかけられなかった。むしろアフリカ最大の産油国ナイジェリアでのパイプラインに対する攻撃による供給懸念が台頭し、ドル高にもかかわらず価格上昇をもたらした。1バレル=136ドル台で取引を終えている。
金先物は、米ドルが対ユーロで上昇したことで、続落、銅先物も下落した。一方トウモロコシ先物は米中西部の洪水による被害が従来の市場予想を上回り、供給減少観測が高まり、反発した。
(提供:ARUJI GATE証券株式会社)
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